「NFT.NYC 2022」、Sandbox主催のパーティ状況について

2022/06/23著者:

アメリカのリセッション(景気後退)を懸念する声を吹き飛ばすかのように、世界最大のNFTイベント「NFT.NYC 2022」は6月20日にニューヨークで始まり、市内各所で賑やかなパーティが開かれている。

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「NFT.NYC 2022」、Sandbox主催のパーティ状況について

Sandbox主催のパーティ会場


4日間のイベント期間中、多くのサテライトイベントや、派手なプライベートパーティが市内の各所で開かれることで知られているが、メタバースゲーム「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」を開発するSandbox主催のパーティ会場を覗いてみた。

 

場所はミッドタウンに位置する「Gotham Hall」。結婚式などのソーシャルイベントが開かれる歴史のある建物だ。パーティ会場に入ろうする客の列は一時、建物の周りを囲んだ。エントランスでチェックインして、会場内に入るとダンスフロアが見えてくる。

 

Gotham Hallは1920年代にグリニッジ貯蓄銀行として建設され、ドーム型の天井は高く、古代ローマの雰囲気が残る様式が用いられた。ライムストーンの内壁には「SANDBOX」の文字が投影。深夜12時を回った頃、大音量で流れていた音楽の雰囲気が変わった。オランダ出身で、EDMブームを巻き起こした音楽アーティスト兼DJの「Tiesto」の登場だ。

 

ダンスフロアに人が流れ込む。客は、スマートフォンとグラスを両手に持ちながら、重低音のビートと洗練されたダンスミュージックに酔いしれる。パーティのボルテージはピークに達した。Tiestoの音楽に酔いしれた後、エントランス近くの写真撮影用スペースに行くと、見慣れた顔があった。

 

登壇者について


「NFT.NYC 2022」、Sandbox主催のパーティ状況について

右から、暗号資産(仮想通貨)取引サービスとNFT(非代替性トークン)マーケットプレイスを手がけるコインチェックの天羽健介・執行役員。NFTを含むWeb3(分散型ウェブ)に関連するすべての新規事業を統括している。そして、アメリカを拠点に、北米、日本、アジアで活躍するロックミュージシャンであり、ギタリストのMIYAVIさん。

 

アニモカ・ブランズ(Animoca Brands)でデジタル戦略・パートナーシップを統括するゼフ・チョウ(Zaf Chow)さん。アニモカはWeb3領域のフロントランナー企業で、The Sandboxゲーム内の土地やアイテムの収益化の機会をユーザーに提供している。

 

アニモカはまた、NFTに関連する事業を手がける多くの企業に投資している。その投資ポートフォリオには、世界最大規模のNFTマーケットプレイス「OpenSea」や、ダッパーラボ(Dapper Labs)、Play-to-Earn型ブロックチェーンゲームの「Axie Infinity」で知られるSky Mavisが含まれる。

 

チョウさんはアニモカに移る以前、ユニクロで働いていたこともある。coindesk JAPANで特集記事を書かせて頂いたコインチェックの川嶋邑(Yu Kawashima)さんも参加。大学を卒業した後、Web3でキャリアを築こうと新卒でコインチェックに入社した。

 

Web3の実現に向けて、世界中から多くの開発者、起業家、投資家、企業役員、法律家、アーティスト、クリエイター、プロデューサーなどが今週、ニューヨークに集結した。熱い議論とパーティはもうしばらく続きそうだ。

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